Subioのこと

Subio = sub-stream + bio

私は、2002年にGene Springのアジアパシフィック地区担当の技術サポートとしてキャリアをスタートして以来、ずっと発現データ解析に携わってきました。 マイクロアレイ黎明期からブームと衰退、そしてRNA-Seqの勃興を見てきたからこそ現状に違和感を覚えます。 いつのまにか「データ解析は、手順通りにやればできるもの」という認識が広がっているようですが、実際にはこの20年、どうやったらオミクスデータから生物学的意味を引き出すことができるのかわからないまま停滞しています。

オミクスはわれわれ人類にとって最難関の挑戦の一つですが、始まってからまだ20年しか経っていないのです。 この間、測定技術は飛躍的に進歩しましたが、データ解析は暗闇で手探りしているような状態から脱していません。 従って、これからのオミクスは、いよいよ本格的なデータマイニングの競争に移らざるを得ないでしょう。 そのような時代においてAIは間違いなくメインストリームとなると思います。 大きな予算と設備、そして優秀な頭脳を備えた研究チームが鎬を削るでしょうが、それだけではオミクスの発展に足りないと思うのです。

それは何か。

私は、無数の実験生物学者の経験と勘に基づく新しいアイデアだと思います。 学会では、有名研究者達がもてはやしたコンセプトが大変な注目を集めた後、多くはほどなくして忘れられます。 つまり、科学の発展にとっていちばん大事なのは、メインストリームのパラダイムの外にあるアイデアを取り入れて膨大な試行錯誤を続けることです。 それには、異なるバックグラウンドを持つ人達をオープンなディスカッションに招き入れることが不可欠です。

そこで私たちは、"sub-stream"と"bio"をつなげた造語を冠した会社を作り、ウェットな研究者にとってもっとも使いやすいオミクスデータ解析ソフトを作りました。 バイオインフォマティシャンだけのためのツールではなく、さまざまなスキルと経験を持った人たちがデータとアイデアを交換しながら共同作業をすすめるためのソフトウェアです。 メインストリーム以外の人たちをオミクスに巻き込むことで、新しい生命科学の発展に貢献するのが、Subioの使命です。

株式会社Subio 代表取締役
田部暁郎

経営方針

わたしたちは、株式会社Subioの株主がわたしたちを含む普通の人達だけで構成されていることをとても誇りに思っています。 わたしたちのビジョンに共鳴して下さった株主の皆様に心より感謝申し上げます。 ベンチャーキャピタルやプロの投資家からの資金を入れていないおかげで、わたしたちは長期的な視点にたって、お客様が求める限りリーズナブルな製品とサービスを安定的に供給する経営が可能となっています。

About us cost

チーム

Photo: Akio Tanabe
Tanabe Akio

Founder & President

Also a strategic nomad, onshore snorkeler, co-sleeper and semi-organic feeder of the cat, nephew teaser, calligraphic and haiku artist and a host for Couchsurfers.

Photo: Fumio Naito
Naito Fumio

Founder, Programmer & UI/UX Designer

A remote worker. He loves programming much to do in his dreams. Also loves music to be a music teacher of his children; sanshin, ukulele, guitar, piano, song etc.

Photo: Taro Fukasa
Fukasa Taro

Founder & System Engineer

Also a miso (traditional Japanese bean paste) maker, cyclist, YouTube guitarist (fingerstyle), DJ, organizer of club and live events, and gadget lover.

採用情報

もしあなたが株式会社Subioでやりたいことがあるのでしたら、どうかそれを我々に届けてください。 わたしたちは小さな会社なので、大企業のような待遇は与えることができません。 しかし、不安定な社会で生き抜くためのさまざまな知識とスキルを共有することができると思います。 それはこれからの世界を幸せに生きるのにきっと役立つだろうと思います。

あなたからのメッセージを心よりお待ちしています。 代表取締役の後継者には、田部の所有する株式のうち52.47%(全株式の16.73%)を提供する用意があります。

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